Author:ロンギヌスキー
煩悩の日に生まれた悩める現役(?)バンドマン。日々街角でオーパーツを発掘し都市伝説を捏造する陰謀作家の肩書きも…。
![]() | 業火 佐川 一政 (2006/09) 作品社 この商品の詳細を見る |
5年前、私は東京タワーの中にあるプログレ・ショップで売っているという伝説のトランス・アイテム「デイトリッパー」を探しに訪れたことがあった。
おおよそ一般客には理解しがたいミュージシャンが並ぶ蝋人形館をちょうど抜けた場所にあるプログレ・ショップ。なぜ東京タワーにプログレ店があるのかは謎だが、私が訪れた時にはもう、その伝説の品は売っていなかった。おそらく万華鏡のようなものだったのだろう。
そして、今回5年ぶりに東京タワーへと向かった私の目的は、「デイトリッパー」ではない。電波塔のすぐ足元にある、ある場所を訪れることだった。
コンパスと定規が向かい合うシンボル。そう、ここは国際的秘密結社フリーメイソンの東京ロッジだ。スーツを着たビジネスマンが白昼行きかう中、堂々と、でもひっそりとたたずむ東京ロッジは、どこか不気味な沈黙に守られていた。
建物自体は小さく、近代的な風貌を漂わせていた。おそらくこの中でメーソン入会の儀式が執り行なわれるのだろう。外壁の一部に、そこが秘密結社のアジトであることを示すステンドグラスがあった。

アメリカの歴代大統領やモーツアルトをはじめとするクラシック音楽の巨匠、ケンタッキー・フライドチキンのカーネル・サンダースまでもが会員といわれる世界最大の友愛団体、フリーメーソン。その自由と博愛の精神は、ここ日本でも確かに息づいていた。
![]() | 東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~ リリー・フランキー (2005/06/28) 扶桑社 この商品の詳細を見る |
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